「言葉」とは意味のある表現のことです。
たしかに言葉には発信者の発したい意味が込められています。
でも、言葉だけじゃ伝わらないyo！って誰かが言ってませんでした？
そう、人は言葉以外の状況や雰囲気、相手の態度などさまざまな要素からその言葉の意味を判断しています。
今日は、売れっ子営業ウーマンに学んだ営業の秘訣から非言語コミュニケーションの重要性について解説しています。
ぜひ、最後までお読みください。
営業の秘訣は非言語コミュニケーションにあり？
ある日、営業マンがあなたの家に来て、「うちの商品を買ってください」と言ってきました。
あなたはその営業マンが勧める商品を購入しますか？
おそらく多くの人がNOと言うと思います。
だけど、その営業マンはあなたが好感を持てる見た目で、会話の波長が合い、なんだか信頼できそうです。それに、その商品が実はあなたが必要としているものだったとしたらどうでしょう？
一旦、他の営業マンと比べたり、値段を比べたりするかもしれませんが、どこも同じような値段だとしたら、多くの人がその営業マンから商品を購入するのではないでしょうか？
「そう言えば丁度、家のトイレのリフォームを検討していたのよ。なんだかこの人、いい人そうだしこの人にお願いしようかしら。」みたいな感じです。
この場合、あなたがこの営業マンを選んだ理由として言葉以外の要素が大きいことにお気づきでしょうか？
そう、見た目や会話、その場の雰囲気が選択に大きく作用します。
トップ営業ウーマンの驚異的な秘訣とは？
昔々ある所に一人の有名な営業ウーマンがいました。
その営業ウーマンは常に成績がトップで、誰もが認める実力の持ち主でした。
ある日、私はその営業ウーマンの実力の秘訣を目の当たりにしてしまったのです。
彼女の秘訣を見てしまった私は思わず、「何だこれ！？これ、どうやってるの？たくさん経験したらできるの？」と本人に聞いてしまいました。
彼女はなんだか歯切れが悪く、「経験って言うか～・・・。なんとなく。」とかなんとかゴニョゴニョ・・・。本人もよくわかっていないようでした。
後から考えると、彼女は商談の場で実は領域展開を使っていたのではないか！！と、思ったのです。
領域展開とは、アニメ「呪術廻戦」に登場する術式で、呪力で心象風景を具現化した結界を作り、その中に相手を閉じ込めて攻撃するものです。
GoogleAI「領域展開とは」
領域展開は、呪術戦の頂点とも言える戦い方であり、大量の呪力と高い技術を必要とします。領域展開を発動した術師自身の能力も向上し、その中に閉じ込めた相手への攻撃は必中となります
と、漫画のようなことを言いましたが、営業中の彼女の作る空気の中に入るとなぜか顧客は彼女の勧めたものを購入してしまいます。
もちろん知識が豊富で安心感があったり顧客のニーズを解決するのが上手いというのもありますが、彼女がスイッチを入れると、その場の雰囲気が変わるのは事実です。「この営業ウーマンは凄い！」と思わせる技術があるとしか思えないような空間をつくることができるのです。
上手くいっている人のやり方を目で盗んで自分のものにしちゃうことの多かった私なんですが、流石にマネできるものではないというか、天性の才能のようなものを彼女に感じました。
彼女はどうやって領域展開をしているのか？を言葉にすると、
■ふるまい
■言葉のトーン
■言葉の選び方
■見た目
といった感じになってしまいますが、言葉で表すには限度があり、恐らくその場を体験し、感じ取ってみないとわからない部分が多いでしょう。
まとめ
と、なんだか営業の指南書のような感じになってしまったのですが、一番言いたかったことは「言葉だけじゃ伝わらないこともあるyo！」ということです。
ここで唐突ですが、メラビアンの法則ってご存知でしょうか？
メラビアンの法則についての説明は以下の通りです。
メラビアンの法則では、コミュニケーションにおいて、以下の割合で情報が伝わるといわれています。
GoogleAI「メラビアンの法則とは」
言語情報: 7%
聴覚情報: 38%
視覚情報: 55%
つまり、人は言葉の内容よりも、声のトーンや表情、身振り手振りといった非言語的な情報から、より多くのことを読み取っているということです。
人と人とのコミュニケーション間で言語情報が与える影響がたった7％しかないというのは意外ですよね。意外にも聴覚や視覚からの情報のほうが人に与える影響は大きいのです。
思ったよりも人間は感覚的で勘に頼って生きている生き物なのかもしれません。
「直観や初対面に受けた印象が当たる」というのも人間の勘が上手く働いている例と言えるでしょう。
リモートワークなどで文章だけのやり取りが増えた現代ですが、人間としての勘を使ったコミュニケーションも大事に過ごしていきたいなぁ。なんて思った今日この頃です。
