ドル指数（DXY：US Dollar Index）とは、
アメリカのドルが世界の主要通貨に対して「強いのか？弱いのか？」をまとめて表したドルの成績表のようなものです💗
スポーツで例えると…
🌍「ドル代表チーム」が、ユーロ・円・ポンドなどの“通貨チーム”と試合して、
ドルが勝っているのか、負けているのかをスコアにしたもの。
これがドル指数（DXY）です。
📊 DXYはどんな通貨と比べているの？
ドル指数は、ドルを 6つの主要通貨 と比べて計算されています。
| 通貨 | 割合のイメージ |
|---|---|
| 🇪🇺 ユーロ (EUR) | 約 57%（ダントツ！） |
| 🇯🇵 日本円 (JPY) | 約 13% |
| 🇬🇧 英ポンド (GBP) | 約 11% |
| 🇨🇦 カナダドル (CAD) | 約 9% |
| 🇸🇪 スウェーデンクローナ (SEK) | 約 4% |
| 🇨🇭 スイスフラン (CHF) | 約 4% |
👉 一番大きな相手はユーロなので、
「DXY＝ほぼドル vs ユーロの強弱を見ている」と言われることもあります。
📈 DXYが上がるとどうなるの？
✔ 1. ドルが強くなる
世界的にドルの価値が上がっている状態。
→ 日本円など他の通貨は相対的に弱く見える
→ 輸入品の価格が上がりやすい（円安と同じ流れ）
✔ 2. 新興国に資金が戻りやすい
ドルが強いと、投資家は安全資産のドルに戻りがち。
✔ 3. 原油や金（ゴールド）の価格が下がりやすい
商品（コモディティ）はドルで取引されるため、
ドル高＝商品価格が割高に見えて売られやすい傾向があります。
📉 DXYが下がるとどうなる？
✔ 1. ドルが弱くなる（＝他通貨が強くなる）
→ 円高の流れになりやすい
→ 輸入品が安くなる
✔ 2. 株式市場にプラスになりやすい
ドル安＝グローバル投資が積極的になりやすい。
✔ 3. 金や原油が上がりやすい
ドルの価値が下がると、商品価格が相対的に上がりやすい。
💗 DXY00とは？
DXYに似た表示で「DXY00」と書かれていることがあります。
これは単に マーケットデータの銘柄コード の違いで、
- CNBC / Barchart → DXY
- Bloomberg → DXY Index
- Investing.com → DXY
- futures版・延長取引 → DXY00 と表示されることも
つまり…
“DXY00＝ドル指数の別名・表示形式の違い”
中身はほぼ同じ💗
🌸 DXYをどう活用する？
DXYは「世界の資金の流れ」を読むための重要な指標です。
🩷 使いどころ
- 円安・円高の大きな流れを見る
- 株式・金・原油のトレンドを見る
- 企業の輸入コストやインフレ率に影響する
- リスクオン／リスクオフの切り替えに役立つ
DXYが強いと → 世界が“守り”モード
DXYが弱いと → 世界が“攻め”モード
💕 まとめ
ドル指数（DXY）は、世界の通貨と比べた“ドルの元気度”を表すスコア🌍💵
これを見ると、為替や金融市場の風向きが見えてきます。
皆様も注目してみてくださいね💛
