最近、「オーガニック」とか「有機」の文字をよく見かけませんか?
駅ビルにあるオーガニック専門店やスーパーの食品売り場など、ナチュラル思考なお店が増えているように思います。
オーガニックは日本ではまだまだマイナーな存在ですが、海外では一般的です。フランス・パリでは2027年までに学校給食の75%をオーガニックラベル付き食品にするのだとか。(参考:PARIS)
なんだか、進んでますね…。少し羨ましい!!
私も、昨今のオーガニックブームに便乗して、日々の生活にも少しずつオーガニックなものを取り入れています。
この記事では、日本ではまだまだ一般的ではない有機食品(オーガニック食品)について、有機食品を見分ける有機JASマークについて解説しています。
ぜひ、最後までお読みください。
オーガニックの意味
現在ではオーガニック食品と有機食品はほぼ同じ意味とされており、コトバンクによると、以下のように定義されています。
言い換えると、有機食品(オーガニック食品)とは、自然の力で栽培した農産物やその農産物から作られた食品かつ有機JASマークがついているものといった感じでしょうか。
また、有機農業については「有機農業の推進に関する法律」で以下のように定義されています。
要は、科学肥料や農薬、遺伝子組み換え技術を使用せず、環境への負担をできる限り減らした農法ということですね。人にも地球にも優しそうです。
冒頭でも触れましたが、海外ではこの有機食品が広く受け入れられています。
以下は農林水産省が発表している「国別1人あたりの年間有機食品の消費額」です。
出典:農林水産省「有機食品市場 世界の状況」
2018年の資料ではありますが、日本に比べてスイスやスウェーデン、アメリカなどの1人あたりの有機食品消費量は日本の10倍以上です。トップのスイスに関しては日本の28倍以上となっています。
日本と欧米で個人の有機食品消費量にかなりの差があり驚きますが、日本は長寿国でもあり、肥満体系の人も少ないため、あまり食材や食品の作られ方に興味を持ってこなかったのかもしれません。
近年は欧米の影響か、日本でも有機食品にこだわったり興味のある人も増えているので、上記の図よりも消費額は増えていると考えられます。
有機JASマークつき商品を選ぶ
有機食品やオーガニック食品を選別する方法はズバリ!
「有機JASマークのついた商品を選ぶ。」ということです。
【有機JASマーク】
出典:農林水産省
法律で、有機JASマークのついていない商品は「有機」や「オーガニック」と名乗ってはいけないことになっており、農林水産省では以下のような基準をもうけています。
厳しい基準がもうけられており、JASマークのある食品の一部は、海外の一部の国でも「有機同等性」のある食品として認められています。
出典:農林水産省「有機認証制度の同等性について」
有機食品を購入したい場合は有機JASマークのあるものを購入するようにしましょう。
まとめ
現在、有機食品(オーガニック食品)は世界的に注目されています。
スーパーに行っても、有機食品や無添加とうたわれている食品は売り切れていることも多く、人々の意識が変化しているのを感じます。
しかしながら、有機食品は日本ではまだまだ流通量が少なく、その他の食品に比べ値段も高めです。
個人的には、日本の技術力をもって有機栽培の効率化を図り(言うは易しですみません。)、お手頃な値段で有機食品が手に入るような世の中になると嬉しいです。
でも、値段が少々高くても売れ行きは好調なところを見ると、今後、有機食品の需要はどんどん伸びていくのではないでしょうか。
別の観点からいうと、世界的に市場規模が拡大中かつ、日本においてはほとんど手つかずな有機食品市場自体もこれからどんどん伸びていきそうだな。とも思っています。
皆様の参考になれば幸いです。
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